能楽師・安田登さんという人
心の時代と言われますが、心ははじめからあったわけでなく、文字が生まれてしばらくしてから生まれたのではないか。文字という道具を使用することで脳が発達し、時間や論理が意識されるようになり、過去や未来が認識されて、過去への悔いや未来への恐れが生まれた。現在では自殺や精神疾患が増えている。心が身体を越えて巨大化し、人類は心を制御できなくなっている。
能楽師の安田登さんは、そのように考えます。そして、能を演じつつ心と身体を探究し、アメリカで生まれたロルフィングというボディワークの資格を取ったり、日本や中国などの古典をひもとき、文字や言葉の意味を探究しています。
日本語そのものが身体的な言葉であり、日本語には先にあげた心の副作用を乗り越えていく可能性があるのではないか。
安田登さんには著作がたくさんあるので、興味のある方は検索してみてください。
写真は、安田登さんの様々な著作の一部。
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