中村由利子応援コンサート
このブログでも以前紹介したことのあるピアニストの中村由利子さんは、今年1月13日に脳卒中を患い、現在闘病中です。そこで彼女と関わりのある音楽家や女優、作詞家などが集まり、応援コンサートが開かれました。毎年この時期にピアノファンタジーコンサートというのが開かれているのですが、これはそのかわりです。
そのピアノファンタジーコンサートでは、観客からテーマを募り、その場でそのテーマをイメージした即興演奏が繰り広げられるコーナーがあるのですが、今回は、女優の中江有里さんから「花束」、作詞家の松井五郎さんから「既読」というテーマが出されました。
中村由利子さんのイメージが色とりどりの花束のイメージがあるということで「花束」というテーマを。また闘病中でありながら中村由利子さんへLINEでメッセージを送ったところ、当然ながら既読がないため「既読」というテーマをイメージしたそうです。まとめると、いずれ既読して、元気に戻って来てほしい。その時は花束を持って祝福しようというイメージでしょうか。
「花束」は松本俊明さん、「既読」は宮野寛子さんによって演奏されましたが、イメージに合った素晴らしい演奏でした。私も、いずれ彼女が元気に戻って来て、また新しい音楽が聴けることを願っています。
このコンサートでは、他にも多彩な音楽家が登場しました。中でもハンマーダルシマーという打弦楽器を演奏するmimiさんが印象的でした。ハンマーダルシマーは中東のペルシャが起源で、アイルランドで発展したもの。ピアノの起源とも言われているそうで、チェンバロやマンドリンのような音がします。それはとても心地いいものでした。またこのコンサートは、アンプやスピーカーを使わないアコースティックライブであり、観客も中村由利子さんのファンで限られていたこともあり、とても暖かなものとなりました。
写真は、コンサートのリーフレットと、mimiを中心とするアコースティックグループHammeritesのファーストアルバム「Hammerism」
ロイシンダフプロダクション 2017年
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