中村哲医師

2019年12月4日、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師を覚えているでしょうか。
パキスタンとアフガニスタンの国境付近で1984年から医療活動を開始し、2000年の大干魃になってからは医療どころではないと自ら重機を運転し、井戸を掘り、用水路をつくった人。この国の置かれた状況を知るほどに、中村哲医師の偉業にはただただ頭の下がるばかりです。

歌手のさだまさしさんは、現地で作られた中村哲医師について書かれた絵本の翻訳を行うと共に、この人をテーマにした歌を作りました。
朝の報道番組などでも紹介されたので、ご存じの方もいるかと思います。
コロナ禍にあって、人々の善悪や美醜が顕在化している今日この頃、改めて真善美を忘れないでいたいものです。

一粒の麦ーMomentー
作詞・作曲:さだまさし

一粒の麦を大地に蒔いたよ
ジャラーラーバードの空は蒼く澄んで
踏まれ踏まれ続けていつかその麦は
砂漠を緑に染めるだろう

戦に疲れ果てた貧しい人達には
診療所よりも一筋の水路が欲しい
水があればきっと人は生きられるだろう
諍いを止める手立てに

Moment
薬で貧しさは治せない
Moment
武器で平和を買うことは出来ない
Moment
けれど決して諦めてはならない

一粒の麦の 棺を担う人に
伝えてよ悲しんではいけないと
この星の長い時の流れの中で
百年など一瞬のこと

ペシャワールの山の向こうの見果てぬ夢以外に
伝えたいことは他にはあまり無い
珈琲カップに夕日が沈む頃に
ふと思い出してくれたらいい

Moment
いつか必ず来るその時まで
Moment
私に出来ることを為せば良い
Moment
私に出来るだけのことを

Moment
薬で貧しさは治せない
Moment
武器で平和を買うことは出来ない
Moment
けれど決して諦めてはならない

Moment
夢はきっと引き継がれるだろう
Moment
私に出来ることを為せば良い
Moment
私に出来るだけのことを

ビクターエンタテインメント さだまさし「存在理由」より


中村哲医師” に対して2件のコメントがあります。

  1. かつみ より:

    お願い

    1. katsumi より:

      ご覧いただき、ありがとうございます。
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